LYRIC

瞳を閉じて空を見上げ
裸足のままで踊り続けた
風にもたれ…
指先が触れる
胸をつらぬく矢が道を指し示す

真紅の月が肌を溶かし
真実の僕をさらけだそうとする
すべての罪を贖うために
「躯を燃やして
あるがままの姿になれ」と
銀色の木々が
銅色の僕の躯を侵蝕して
痛みなどないはずの心が
喜びを感じてる
僕の姿が見えますか?
この閉ざされた世界なら
貴方にもこの声が届いているはず
僕の心が見えますか?
もう二度と離さないから
からっぽのこの躰(はこ)に
もどして…

塞がれた雲の隙間から
僕の記憶を切り離して
別れもすませたはずの躯が
哀しみに哭いている
僕の破片が見えますか?
この閉ざされた世界でも
貴方への祈りなら届いているはず
涙の痕は消えますか?
もう二度と戻れないなら
こなごなにこの記憶を
壊してください
僕の姿が見えますか?
この閉ざされた世界なら
貴方にもこの声が届いているはず
僕の心が見えますか?
もう二度と離さないから
からっぽのこの躰(はこ)に
もどして…

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