LYRIC

輪郭を描くように昇る陽が
夜を暖めていく 明日を映し出して
そこにまた影を生む
失うことでしか気づけない
それが人ならば
ぼくらは 何をすれば
大切なものを守れるだろう
今聞こえる 新しい息吹が
光も影も 今日を飾る色
また進もう 胸に抱いて
生まれた日に与えられた
この名と愛を

言葉は捨ててもいい
身体もこの眼もなくしてもいい
キミを抱きしめられる
心が残ればいい 陽が落ち消えても
星のように希望は瞬く
今夜も XII を過ぎた頃
また何か見つけるだろう
今はじまる 新しい旅立ち
今日をつないで 未来を織り上げて
まだ何も見えないけど
此処でもそのままで
キミの声は聞こえる
雨に濡れた
昨日はもう過ぎていった
傷みが去るのを
待つ意味はない もう
登る朝日が照らし
浮かび上がらせるこの架け橋
僕ら、なけなしの糧だけ
抱き駆け出してく走者
仰ぐ未来は純白のシルク
この旅路の行く先を記す
希望を柔らかく包み込むために
丹念に織り上げられたシルク
さあ足をそっと前に
この素晴らしい世界に
今はじまる 新しい世界が
結んだその手 広げる時に
その胸に溢れるほどの色
恐れないで そこから
さあ出るんだ
まだ何も見えないけど
希望が現実に変わる
音が聞こえる 近づいている

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