LYRIC

カーテンから漏れる月明り
それを頼りに書く手紙
今生さらばと結ぶなら
別れの手紙のはずでした
色々あったの色々を
未練がましく箇条書き
私の歴史を知る旅路
ペンを銃器に見立てては
乱射する空想は実感をかすり
あるいは誰かに命中し
都市では空が炎上し
冷笑じみた街に高笑い
逃亡の日々がはじまって
ついには追い詰められた僻地で
自由を振りかざした僕は
発砲された自由に殺される

閉じた目 冷めた目 触れた手
それだけ
この旅程 どれだけ この夢 仮初め
世界を
燃やして 燃やして 燃やして
あまだれ
逃げ出せ 逃げ出せ 逃げ出せ

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